インテリアのデザインにも様々な種類がありますが、男性の場合は女性と異なり少し変わったデザインにするケースも少なくありません。
例えばインダストリアルと呼ばれるスタイルがこれに該当します。
そもそもインダストリアルとは何かと言えば、産業のあるいは工業などを意味する言葉であり、実際に多くの荷物を積載したトラックなどにインダストリアルなどと書かれていることがあります。
これはトラックがそのような商品を運んでいるからと言う理由もありますが、そもそもインダストリアルっていうのはそれだけではなくもう少し別の意味もあります。
そこで場合分けをしてみると、1つ目の意味が工業製品のデザインといったものになります。
トラックの荷台に英単語で書かれているのはこの意味に近いものがあるかもしれません。
例えば、工業製品を運んでいるトラックなどがこれに該当します。
ここで言う工業製品と言うのは、非常に幅広いもので特定の何かを指すわけではありません。
いわゆる工場で作っているような商品などがこれに該当します。
イメージをするならば、例えば工場で椅子やテーブルなどを作っているイメージかもしれません。
帽子をかぶった工場労働者が椅子やテーブルなどを組み立てており、工場の中で機械が作動しているイメージです。
ちょうど、日本でもよくある大量生産の家具などがこれに該当するでしょう。
どこか油臭く、あるいは無機質な感じがするかもしれませんが、このようなものを好む人は少なくありません。
特に量販店の家具屋で売られているものは、職人が一つ一つ作っているものはほとんどなく、大抵の場合工場で大量生産しているものです。
特に日本で大きな家具や海外から入ってきて日本中にある大きな家具や等はこのような商品を取り揃えているといえます。
当然ながら、自分の部屋が無意識のうちにインダストリアルな部屋になっている可能性もあるかもしれません。
それぐらい多くの人に知らず知らずのうちに浸透しているのが特徴です。
もう一つは、建築資材がむき出しになっているものです。
わかりやすくならば、コンクリートむき出しの住宅などがこれに該当します。
コンクリートがさらされている住宅の特徴は、一般的な住宅と異なり壁がそのままコンクリートになっておりサイディングなどが存在しません。
このようなインテリアも流行しており、例えばコンクリート打ちっぱなしの住宅等は正しくインダストリアルの住宅の片鱗を見せているとも言えます。
なぜこのような住宅やインテリアが流行ったかと言えば、その理由は今までの派手なデザインに飽きたからと言えるかもしれません。
もともと工場をイメージするデザインやむき出しのデザイン等は、どちらかと言えば避けられてきた傾向があったわけです。
壁の内側をそのまま外壁にしているような建物はどこか古臭く、安っぽいイメージがあったわけですが、これがなぜか時代とともに変化をし一巡して逆に高級なイメージを持っているので不思議なものです。
以上のように、2つの意味からなる言葉なわけですが、どちらかと言えばインテリアと合わせるならば後者の意味で使うことが多くなるかもしれません。
つまり、むき出しのものなどがこれに該当します。
では実際にどのようなものがむき出しになっているかと言えば、例えば表面に加工が施されていない木材むき出しのベッドなどです。
あるいはタンスでも、触ると指にトゲが刺さりそうな感じの素材を使っているものもこれに該当します。
実際にトゲが刺さるような処理をしている事はありませんが、むき出しに見えるようなデザインにすることで、多くの人を虜にしてきました。
これらを買うべき理由は言うまでもなく、ファッションの1つと考えられているからです。
例えるならば、破れたジーンズを履いているような人の意識に近いかもしれません。