人間は大人になると、好みの色が少しずつ暗めの色になってきます。
例えば、小学生を100人集めた空間と40代の男女100人集めた空間では、どちらが明るい色をしているかと言う事です。
服装の色や持ち物の色等を比較すると、概ね小学生を集めた部屋の方が明るく感じるはずです。
一方大人を初めて空間は、ブラック等の色が中心となっており暗いイメージを持つかもしれません。
ただ暗いイメージを持つかそれとも大人らしいと言うイメージを持つかは人によって異なりますが、ここでは良い意味で大人っぽいイメージといった形で考えてみます。
これは、服装にとどまらず部屋の家具やインテリアなどを同様のことが言えるかもしれません。
特に大人の男性の場合には、40歳を過ぎるといよいよ家具やインテリア等をブラックを基調とする人が少なくありません。
なぜこのようにブラックを基調とするかと言えば、それは黒い色が落ち着いたように見えるからです。
全体的に暗い色になってしまいますが、これはそれぞれのバランスによって大きく変わってくるところです。
例えば、西日すら入ってこない暗い部屋に黒いものばかりを飾っているとインテリアとしては真っ暗ですが、壁紙がホワイトでそれなりに明るい日当たりの良い部屋に家具などが黒い色だと、逆にそれが魅力となり大人っぽいデザインに見えてしまうものです。
では具体的にどのような組み合わせをしたら良いのでしょうか。
まず、基本的に家電や家具などを用意する場合には、これらを黒を中心としてみても良いかもしれませんが、壁紙だけはホワイト系が重要になります。
壁紙は、ホワイトやアイボリーなどが一般的ですが、特にホワイトやアイボリーなどの普通の色であれば問題ありません。
つまり、わざわざ注文住宅でお金をかけて壁紙のカラーをいじるのではなく、建て売り住宅などでも購入した当時の壁紙の色を維持してもそれだけで部屋のタンスやテーブル、家電とのバランスが取りやすくなります。
どこまで黒くしたら良いのか気になるところかもしれませんが、基本的に人によって変わるところです。
例えば、壁紙以外の8割位を真っ黒にしても良いかもしれません。
基本的にテレビに関しては画面が黒いため、周りが銀色であっても黒に見えてしまうものです。
そして、テーブルやソファーなども同じくブラックを用いたみても良いかもしれません。
ただ、この辺をセンスの問題で他の色を混ぜながらそのような同じ色にするならば良いですが、全てが同じ色だといくら壁紙が白かったとしても重ぐるしい雰囲気になってしまいます。
それならば、大きな窓の部屋にそれらの家電などを置くのが良いかもしれません。
窓が大きいメリットは、外の風景を見ることができるからです。
全体的に窓が大きな部屋は、広い空間にいるような錯覚にとらわれることになるでしょう。
例えば、部屋が畳6枚分しかないようなところであっても、窓が大きければ畳20枚分位の部屋に感じてしまうものです。
一方で、黒をあまり使わない人がいます。
ブラックは、ポイント抑える程度でも構いませんが、その場合にはそこまでセンスは必要ありません。
例えば、テレビが黒でそれ以外のテーブルなどが黒くソファー等は他の色を使っていても割と落ち着いた雰囲気に見えてしまいます。
また、単に黒いだけでなく木目の色などが混じっているインテリアならば、少し大人っぽく見えるかもしれません。
フローリングに関しても、全体のバランスが重要になりますがさすがに真っ黒いフローリングと言うのはほとんど存在しないため、暗い色であってもウッド調のカラーになるかもしれません。
そのような色でも、部屋全体が明るく見えればバランスが取れています。
結論を言うと、同じような色を使っていてもそれだけの印象ではなく明るい印象などを与えることができれば、魅力的な部屋になるでしょう。