一言で観葉植物といっても机や棚の上にも置けるようなスモールサイズもあれば、床に置くビッグサイズのものまで様々な種類のものがあります。
どのサイズを置くかによって、部屋の雰囲気も大きく異なることでしょう。
とはいえ緑ある観葉植物は、そこで生活する人々にも癒しを与えます。
このような緑ある癒しインテリアを始めるのであれば、観葉植物の部屋別の選び方についてしっかりと把握しておくことが求められるでしょう。
まず最初に玄関に置くのであれば、良い気を取り込む観葉植物を置く必要があります。
家の中でも玄関は一番重要な場所とも言われていて、運気が入ってくる入り口とも考えられているからです。
玄関に置く場合には、ユッカやサンスベリア、パキラなどといった葉の先端が細くとがっていたり、上向きの陽の気を持つものを選ぶと良いでしょう。
ある程度耐陰性があるものの、玄関の場合にはあまり日が当たらないため、一日に数時間は日光浴を行いたいところです。
そしてリビングに置く場合です。
リビングの場合には、玄関と比べると日当たりも比較的良く、スペース的にも余裕が持てます。
リビングは家族やお客さんが集う住まいの顔のような場にあたるため、調和や安らぎをもたらすもの、メインインテリアにもなる中型から大型の種類を選ぶことが求められます。
葉っぱの形が独特であるモンステラやジャスミンに似た香りを持つシルクジャスミン、大きな葉やしなやかな茎が特徴であるオーガスタなどがぴったりと言えるでしょう。
根っこが特徴的であるガジュマルなどもお勧めの一つに該当します。
リビングは人が多く集まりやすい場所であり、人が多ければ空気が汚れやすくなっているので、サンスベリア、ゴムの木、ポトスなどといった空気清浄効果が期待できるエコプラントを選ぶことも一つの手段です。
そして寝室に置く場合についてですが、寝室の場合には、強い陽の気を発するものよりも、気持ちを静めたり安らぎを与える陰の気を持つ種類が適していると言えるでしょう。
葉っぱがハートの形をしているアンスリウム、フィカスウンベラータ、そして小さく丸い葉が重なっているアジアンタムなどもおすすめとなります。
このような優しい印象のあるものを選ぶことにより、寝室がリラックス空間に早変わりします。
このように部屋によっておくべき観葉植物も大きく異なることがわかりますが、大きめのものを選べばメインインテリアとして空間をおしゃれに見せることが可能です。
葉っぱが大きいものであれば、湿度を調節したり、空気清浄効果が高いことから、リビングには最適のものといえます。
メインインテリアに重宝するものとして、モンステラが挙げられます。
熱帯アメリカ原産の植物であり、大きな葉に切り込みが入っているのが一つの特徴です。
葉っぱの切れ込み部分から光が差し込むと非常に美しく、ハワイでは希望の光を導く植物として大切にされているものです。
フラワーショップなどに行くと小さな苗も販売されているものの、適切な環境で育てればどんどん大きくなるので、空間のメインインテリアとしてはぴったりと言えるでしょう。
モンステラの葉っぱの裏側には水穴と呼ばれるものがあり、ここから早朝に水滴が滴ることもあります。
この様子を見ていれば清々しい気分にもなることでしょう。
しかし大きな葉っぱであるためほこりが溜まりやすいので、困る目にメンテナンスをしましょう。
そして青年の木とも呼ばれているユッカは、陽の木を持つ代表的な植物に当たります。
先の尖った葉が上向きに生え、太い幹はまるで丸太のようで、スタイリッシュで堂々とした印象を与えることが可能です。
乾燥にも強くベランダなどの日当たりの良い場所が適しています。
玄関に置く場合には、数時間の日光浴をすることが大切です。
成長すればどんどん背丈は高くなり、葉っぱが放射線状に広がるため、大きくなった時のことを考え置き場所を決めるようにしましょう。