モデルルームはセンスが良く、憧れてしまう人も多いです。
実際に部屋をオシャレにしたいと思っていても、自分ではなかなか難しいものです。
しかし、ちょっとしたポイントを抑えることによって、インテリアの知識などが無くてもモデルルームのようなオシャレな部屋を作ることはできます。
コツのひとつが、目線を考えたインテリアのレイアウトを考えるということです。
綺麗に整えられた部屋は広々とした印象を与えます。
実際にはさほど広くない部屋であっても、スッキリとしていると広々と人間は感じます。
インテリアコーディネートする際には、この目の錯覚を意識することが重要です。
ポイントとなるのが部屋を区切らないということです。
どうしても区切る場合には、目線よりも低い棚やソファなどで区切りを作ります。
ガラス製・スケルトンタイプのパーティーションなども、目線を遮ることなく部屋を広く見せる効果があります。
背の高い本棚などの家具は、ドア側に置きます。
大きな家具はどうしても圧迫感が出てしまいます。
ドア側なら目線が行きにくいため圧迫感を感じにくくなる上、手前に大きいものから低いものへと視線が移ることで遠近法によって部屋を広く見せる効果が得られます。
インテリアとして置いておきたいのが、姿見です。
部屋に入ったときに正面に鏡を置くと、人間はその先にも空間があると錯覚します。
また、部屋に抜け感や解放感につながります。
部屋を綺麗に保つためには、インテリアの色味を減らすというのもポイントとなっています。
イメージとしてはベースカラーが70?75%、アソートカラーが20%、ポイントカラーが5%ほどにまとめることでスッキリした印象を作れます。
モデルルームの中にはカラフルにまとめているところもありますが、これはカラーコーディネートの知識がある人が部屋を作っているためオシャレに見えるのです。
色の知識のない素人が行う場合には、アソートカラーとポイントカラーは一色ずつにまとめる方は無難です。
色選びが難しいという場合には、同系色にまとめるようにします。
収納を意識したインテリアを利用するというのもおすすめです。
綺麗に見える理由は、外に見えているものが極力少なくしているという理由もあります。
そのため、飾るよりも出ているものをしまうことが、部屋を綺麗にたもてるコツといえます。
収納するのは難しいアイテムもありますが、そんな場合にはひとまとめで目隠しできるようにします。
ボックスや二木のバスケットなどを利用することで、簡単ながらオシャレに隠せます。
出しておきたいものは、統一感を持たせます。
調味料やハンドソープなど完全に収納してしまうのが難しいものは、デザインが統一できるボトルなどに移し替えることが効果的です。
綺麗にしているのに統一感が出ないという場合には、パッケージデザインに注目します。
特に本や漫画などの背表紙は情報量が多く、様々なデザイン・色が使われているためどうしても生活感が出てしまいます。
そんなときには収納力のある扉付きの棚に入れておくことで、生活感を消せます。
置く場所がないという場合には、専用の棚を作っておくというのも効果的です。
オシャレなデザインの表紙を飾ることで、部屋のアクセントにしていきます。
飾り方を考えるのが面倒くさいというときには、ブックカバーに入れておきます。
ブックカバーならオシャレなものも多く、漫画などの生活感の出るものを効率的に隠せます。
背表紙にタイトルだけをラベリングしておけば、本をなくす心配も減ります。
モデルルームのような状態にするには、できるだけ最低限のものしか置かないように心がけます。
ものがなければ、掃除もしやすく綺麗な部屋を維持できます。