寝室インテリアといえば、ベッドを置いてカーテンを設置するくらいという人も少なくないですが、考えて作ることによってお部屋がもっと快適になります。
寝具にこだわるのも良いですが、例えば遮光性の高いドレープカーテンと、柔らかく光を採光出来るレースカーテンを組み合わせ、暖色系の照明を組み合わせてみるのがおすすめです。
これは就寝時に外の光が気にならず深い眠りが得られますし、日中は採光出来るのでお部屋が暗くならずに済みます。
お休み前にカーテンを閉めて暖色照明をつければ、ゆったりと時間が流れるリラックスタイムが実現するでしょう。
強い光は脳を刺激するので、スマホやタブレットの使用はNGですし、読書をするなら文字を読むのに適した明るさは必要ですが、そこを気をつければ簡単に寝室のデザインが出来ます。
寝室インテリアには間接照明もおすすめですし、やはり光が柔らかくなるのでリラックス状態に導かれますし、自然と眠くなってきて布団に入りたくなるでしょう。
寝る前のリラックスタイムを楽しむ場所でもありますが、本来の目的は睡眠で質の良い眠りが大事ですから、そこにいるだけで眠くなってくるインテリアはまさに狙い通りです。
つまり、リラックスタイムを演出したいなら光が重要な要素で、その狙った光を実現出来る照明選びと使い方が鍵を握るわけです。
寝室にはベッドと最小限の家具や家電しか置きたくない、そういった場合は照明を吊り下げ式にするのが良いでしょう。
吊り下げ式なら設置する台が不要で床置きも避けられますし、吊り下げる位置や高さが調整出来るのでおすすめします。
眠っている間は何も視界に入らないので、目の前に何があっても気になりませんが、しかし寝る前に目にするものは確かに視界に入って記憶に残ります。
これは何かの拍子に思い出してしまったり、脳内のイメージに出てきてしまうことを意味します。
派手なインテリアは例え記憶の中の脳内イメージであっても派手ですし、実際に目にした時ほどではないにしても、脳に刺激を与えてしまうことは避けられないです。
就寝中に派手なお部屋のイメージが頭に思い浮かんでしまうと、夢の中などで視界に現れることになり現実に引き戻される恐れがあります。
これでは折角リラックスして眠りに入っても途中で目覚めることになり得るので、寝室は寝ている最中に思い出しても脳が刺激を受けたり興奮しない、地味なインテリアにするのが無難です。
理想をいえば凝った装飾などは最小限に留め、無地かそれに近いシンプルな構成にするのが良いです。
日本の住宅は寝室の空間が最小限で、ホテルの客室のように広くなくて天井も低い場合が多いです。
そのようなお部屋を広く見せるには工夫とテクニックが必要ですが、明るい色合いの寝具やファブリックを取り入れてみると効果的だと分かるはずです。
床はなるべく家具を置いて覆わないようにすること、家具を置くにしても背が低く、足元が開いていて空間が見えるものが望ましいです。
家具はウッドなどのナチュラル系がおすすめですが、ホワイトやグレーにブラックなど、無彩色系も好みに合わせて選べます。
そこにアクセントとなるグリーンを取り入れると、無機質だったり不自然な雰囲気がなくなります。
ただこれらはあくまでも参考に過ぎませんし、大きな鏡や観葉植物を置いたり、壁にアート作品を飾るのもです。
結局のところ、お部屋を使う人が好みに感じたり快適でなければ意味がありませんから、自分にとって好きだと思えるリラックスタイムが楽しみになるお部屋づくりに挑戦してみましょう。
絶対的な正解はあるようでありませんが、光の使い方や寝具を含めた色の組み合わせ、派手ではなく落ち着ける空間を演出することが大切なのは確かです。